箕浦茂樹氏、楯朋子さん 年間50例の助産所搬送を受ける病院 インタビュー・文・写真/河合 蘭 ●助産所の出産を支える鍵は医療施設との連携ですが、これが難航するケースは少なくありません。 |
岡井崇氏 昭和大学医学部産婦人科学教室主任教授 『ノーフォールト』(早川書房) 文・写真/河合 蘭 ●患者から慕われ、育児真っ最中の女性医師・柊奈智は、過労をおして緊急帝王切開に挑戦したが母親は死亡した――『ノーフォールト』は、医療訴訟のストレスに追いつめられていく一医師の姿を通じ、現代の産科医の切実な想いが描かれた医療ノベルです。著者の岡井崇氏にお話をうかがいました。 |
マリア・エッセーンさん 映画監督・スウェーデン スウェーデン映画 「ダブルシフト〜パパの子育て奮闘記」 聞き手/河合 蘭、白井千晶、三好菜穂子 写真/白井千晶 ●育児休業中の父親の子育てを描いたスウェーデンのコメディ映画「ダブルシフト」が男女共同参画イベント等で上映されている。'92年に育児休業制度が施行されたものの、いまだ男性の取得率が0.52%とお寒い状況の日本。一方で、ジェンダーフリーが進み、男性の育児休業取得率も約8割と高いスウェーデン。かの国の子育て映画となれば、REBORNスタッフも興味津々だ。来日したマリア・エッセーン監督に話を聞いた。 (2006年4月26日 東京港区・女性と仕事の未来館にて) |
メグ・ヒックリングさん 性教育者・カナダ ボディーサイエンスとしての性教育 構成・写真/河合 蘭 聞き手/三好菜穂子・河合 蘭 ●性教育書の決定版“Speaking of Sex”(邦題『メグさんの性教育読本』)で世界中に知られ、子どもに性の話をすることにかけては第一人者であるメグ・ヒックリングさん。日本にも、NPO法人「女性と子どものエンパワメント関西」の招聘でたびたび来日しており、2004年12月にも渋谷・ウィメンズプラザで講演会を開いた。 REBORNスタッフの中にも、メグさんの著書が家庭で大活躍している者が何人もいる。講演前のメグさんに、感動の対面インタビューをさせていただいた。 |
長野ヒデ子さん 絵本作家 すべてのはじまりは「生まれる」ことから 聞き手/三好菜穂子(文) 淺井明子(写真) 北山紫帆 ●『おかあさんがおかあさんになった日』(童心社)、『いのちは見えるよ』(岩崎書店)など、たくさんの絵本を発表されている長野ヒデ子さん。長野さんが描く絵本は、やさしくて力強い不思議な魅力がある。ふくろうやリス、アライグマ、とんびなどなど、人間以外にもたくさんのお客様?がやってくる、鎌倉の深い緑に囲まれたアトリエ兼ご自宅のテラスで創作についてのお話をうかがった。 |
高木貴美子さん 元・『助産雑誌』編集者 『助産雑誌』編集23年間を振り返って 文・写真・聞き手/河合 蘭 ●『助産雑誌(旧・助産婦雑誌)』(医学書院)は、知る人ぞ知るお産界の業界誌。そこで23年間活躍された高木貴美子さんが、2003年春異動された。高木さんが追求してきた「よい助産師」とは? |
『赤ちゃんをさがせ』『赤ちゃんがいっぱい』著者 聞き手/助産師・REBORN 三宅はつえ ●2003年2月に放送されたNHKの連続ドラマ『赤ちゃんをさがせ』は、お産関係者からも大きな注目を集めた(REBORNスタッフの三宅も『さくら』に続いて助産指導を担当)。原作の出産ミステリーは、どうやって生まれたのか。 |
出産の条件は、遺伝子に沈着している インタビュー/河合 蘭 ●東京の上野動物園、多摩動物公園園長を歴任してこられた中川さんは、小さいときから大人よりウサギの繁殖がうまかった。その秘密は、ウサギが家畜となる以前の昔に出産していた環境を作ってやったことだという。後半は育児について。子供たちが群の中で「社会化」されないまま成長するとき、攻撃本能の抑制を学び損なうプロセスを説く。 REBORN16〜17号/ 本を読んで会いたくて 『動物は子供をこんなにかわいがる』 より |
『世界中どこでも細胞のような動きが集まって、お産が変わってきた』 インタビュー/きくちさかえ ●出産準備教育の世界的権威であり、社会人類学者でもある彼女は、妊娠・出産・育児に関する数多くの著書を持ち、その本は世界30数ケ国に翻訳され親しまれています。キッツィンガー女史をイギリスはオックスフォードの彼女の自宅に訪ね、インタビューを行いました。 REBORN5号より |
『地球へようこそ〜おっぱいからオゾン層まで赤ちゃんを守る50の方法』 インタビュー/三好菜穂子 ●環境ホルモン、電磁波、遺伝子組換食品etc...妊婦、母親を不安にさせる環境問題のタネはあとをたたない。でも、やみくもに落ち込んでいてもはじまらない。まずは、一人ひとりができることから実行してみようよ...と、この本では、環境汚染からわが子を守るための身近な50の方法を、子どもの成長段階に合わせて紹介している。本をまとめた「グループなごん」のメンバー、神田イツヨさんに話を聞いた。 REBORN22号/ 本を読んで会いたくて |
『再生自転車がアフリカで赤ちゃんを救う絵本「ピカピカ」』 インタビュー/三好菜穂子 ●絵本「ピカピカ」は、捨てられた自転車"ピカピカ"が少女に助けられ、やがてアフリカに渡り、現地の助産婦の足となって大活躍する再生と希望の物語。25年前に発行され、今なお子どもたちに読み継がれる「おしいれのぼうけん」、先天性四肢障害児の生き生きとした姿を描いて話題になった「さっちゃんのまほうのて」など、数多くの絵本や、児童書の挿絵を手がけてきた著者の田畑精一さんを訪ねた。偶然にも、その日は田畑さんの68回目の誕生日だった! REBORN23号 / 本を読んで会いたくて 『ピカピカ』 より |
『日本で唯一の助産院コミック「助産院へおいでよ」』 出産・育児を描いたコミックは多しといえども、助産院を舞台にしたコミックは初めてではないだろうか。女性コミック誌『Be Love パフェ』(講談社/毎月26日発行)に、助産院で働く助産婦の奮闘を描いた『助産院へおいでよ』は単行本化され、順調に版を重ねている。大学病院でのお産に疑問を感じた新米助産婦モトコさんが生方助産院に転職し、そこで妊婦とその家族との関わりの中でさまざまなお産を介助しながら、自身も助産婦として成長していくという一話完結の物語。一貫しているのは、出産を通じて描かれる家族の絆だ。連載3年めを迎えた漫画家、河崎芽衣さんを訪ねた。 REBORN21号/ 本を読んで会いたくて 『助産院へおいでよ』 より |
赤ちゃんが無事に元気に誕生することを願わない親はいない。でも、もし赤ちゃんが重い病気や障害を持って生まれてきたら…。19編の手記に綴られた赤ちゃんの障害はさまざまだが、親たちの率直な体験談はどれもズシリと心に響く。編者のひとり、野辺明子さんに話をうかがった。 REBORN24号/ 本を読んで会いたくて 『障害を持つ子を産むということ』 より |
REBORN15号(1997年4月)より |