親がラク! らくらく授乳のきほん 指導・北野寿美代 | |||||||||||
授乳ポジションがうまくいく基本は、たった3つです。とってもシンプルなので、覚えてください。 1 赤ちゃんの身体まっすぐ | |||||||||||
写真はお母さんの頭上から見下ろしています。 | 赤ちゃんのおへそ、上向きになっていませんか? 正しい抱き方では、赤ちゃんのお腹は、お母さんへ向くようになります。こう覚えて下さい。 タミー・トゥ・マミー Tummy to Tummy (赤ちゃんとママがお腹どうし向き合う) 新生児の場合、赤ちゃんのお腹は母親のお腹より胸に近い位置に来るので「タミー・トゥ・マミー Tummy to Mummy(赤ちゃんはママの方へ)」と言ったりします。 お腹が上向きで顔だけが乳首を向いているような「ねじれた姿勢」では、赤ちゃんのくわえ方が浅くなってしまいます。 赤ちゃんの身体を自分の身体に巻きつけるような気持ちで、ピタッ!とつくように引き寄せます。 赤ちゃんの頭は、お母さんが見下ろすと、耳が上になっているはずです。 | ||||||||||
2 乳首まっすぐ | |||||||||||
乳首がまっすぐくわえられていること。 乳首を正面からしっかりくわえていると、深く吸い付くことが出来ます。斜めからだとなめるような形でしかくわえられません。それでは乳頭の一部分に無理な圧力がかかり、「乳頭亀裂」の原因になります。 赤ちゃんの口が正しくくわえられていれば、授乳に痛みはありません。「痛いかどうか」を正しくくわえているかどうかの目安にしましょう。 1番の「身体まっすぐ」がしっかりできると、これもうまくいくはずです。 | |||||||||||
3 高さをしっかりキープ | |||||||||||
授乳中ずっと赤ちゃんの口を乳首の高さに保持しておくのは大変。大変だから、お母さんはつい前かがみになり、自分の身体を赤ちゃんの方へもっていってしまいます。それでは肩凝り、腰痛へ一直線です。 膝の上にクッション、枕、座布団を折ったものなどを置いてちょうどいい高さに調節し、そこに赤ちゃんを載せましょう。赤ちゃんが大きくなるとだんだん要らなくなるけれど、小さいうちは本当に助かるはずです。 ふわふわのクッションなどよりは、そば殻枕のような、赤ちゃんを乗せると「ドシッ」といいそうな堅めのものが適しています。U字のものも、身体にフィットして具合がいいです。 | |||||||||||
あ−、おいしかった‥‥‥
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