「温故知新--古きを知り、新しきを養え」。昔の人は、そんなことを言っていた。 そういえば、ヒッピー助産婦のアイナ・メイ・ギャスキンも「自分たちの中の絆がゆるいだとき、昔の知恵を探ることによって、新しい方策が見えてくる」と言っていた
のを思い出す。
今、お産そのものが揺らぎ、そしてそれを援助するプロである助産婦のアイデンティティーが揺らいでいる。「お産ってなんだろう?」「助産婦ってなんだろう?」。
それを考えるにはまず、昔の女たちの知恵に触れてみたい、と私たちREBORNは考えま した。女性に備わっている能力、助産婦が古くからもっていた英智を、次の世代を誕
生させる私たちが知っておきたい。先輩助産婦たちの技を、若い世代の助産婦に伝え ることはできないだろうか。
きくちさかえ
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