プロフィール   

茄子のおやき 2010/09/20

もう20年以上前に亡くなった祖母は、敬老の日や秋分の日に訪ねると必ず茄子のおやきを作って待っていてくれました。

田舎の小金持ちの家で甘やかされて育った祖母は家事全般苦手で、唯一の得意料理が茄子のおやきでした。

この連休中、祖母を偲んで茄子のおやきを作りました。

信州旅行などでお土産で手に入るおやきは小麦粉で作った生地を重曹で膨らましたふんわりした食感のものですが、祖母のおやきはもっちりどっしり。

水で溶いたどろどろの小麦粉の生地で、味噌を和えてしんなりした茄子の具を包み込み、フライパンで焼いてから蒸すという作り方でした。

これ、料理が苦手だった祖母のオリジナル手抜きレシピかと長年思っていたのですが、先日、いつも利用している食材宅配のカタログで紹介されていた信州の年配の方の作り方がこれと同じでした。

信州の一般家庭での作り方だったのかな。

東京生活3代目、ご先祖の故郷の文化も歴史も受け継いでいるものはなにもない中、茄子のおやきが唯一の、ルーツとのつながりなのでした。


りんごジャム酵母パン 2010/09/08

そろそろりんごが出回る時期になりましたね。

画像は、春先にりんごの季節を名残惜しみながら作ったりんごジャム。開封していくらも経たないうちになんと発酵してしまったのでした。炭酸ガスがぷくぷくとわき出して、こんな風に分離するのはうまく発酵している証拠なんですね。

りんご酵母のパンは時々焼きますが、りんごジャムをわざわざ発酵させることはないので、これはチャンスとばかりに、思い切ってパン作りに使ってみました。

なんとも贅沢なパンになりました。


夏休みも終わりです 2010/08/31

今日で我が家の子どもたちの夏休みも終わりです。中学生のほうの新学期はじつは月曜日から始まっていたのですが、小学生の夏休みがまだ残っていたので、それが終わらないと母の気分も落ち着かないのでした。

受験生の長男の塾通いと高校訪問、小学生次男のサッカーとに明け暮れた、どっぷりおかあさんをした夏でした。

毎日毎日せかせかしていたのですが、ある日やっぱりせかせか歩いていたら、ご近所の方が空に向かってカメラを構えていました。重い荷物(豆腐チゲがたっぷり入った鍋!!)を持っていたので立ち止まることなくせかせかと通り過ぎつつ、そちらの方向を見上げたところ、画像のようなきれいな雲が。

ちょうど、高台にある公園にさしかかったので、私も荷物を降ろしてパチリとやりました。

そうしてまた重い荷物を持ち上げてせかせかと歩き出したのですが、それだけのことでしたが、再び歩き出したせかせかは、さっきよりちょっぴり軽やかだったかもしれません。








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