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秋はにぎやかに 2011/11/18

秋はにぎやか。

秋の朝は、色と光の洪水。

一年のうちで一番、東京の奥に住んでいてよかったと思う季節です。黄色や赤の紅葉の中を走ることができる幸せ。

これから先、この葉っぱたちが一気に落ちて舞い踊る中を走るのも大好きです。


東京デザイナーズウィーク2011 2011/11/09

先週は「心ここにあらず」の一週間でした。イラスト、デザインの仕事をしている長女が神宮外苑前広場で毎年おこなわれているデザインのお祭り「東京デザイナーズウィーク」に個人で出展したため。

彼女のブースは、イラストのプロモーションとして、右の写真のようなグラスやノート、マグネットなどに「絵付け」をして販売するというものでした。半年ほど前から準備をしてきたのですが直前はやはりバタバタで、親としては気が気ではありません。大学時代のお友達が手続きからブースの演出まで一緒にしてくださって親としてはありがたい限りでしたが、それでも、なんだかこの感情、「親として」というやつは、ホントにぺたぺたとまといつくものです。

で、なんだかかんだと私も働いたのでした。搬入、搬出には車を出し。会期中にも忘れ物を持ってきて〜と泣きつかれ。

でも、楽しい会場でした。若いクリエーター中心に「私の、僕のやっていることを見てくれ!」というアピールが繰り広げられる広大な会場。展示の場は貨物コンテナなどもありましたが、メインは広場に突如出現した巨大な特設テントです。

びっくりしたのは、外国人の参加者が多いこと。欧州から、そしてアジアからの若者も目立ちました。会場を回って久しぶりに英語を使いインターナショナルな気分になりました。

どちらかというと男性クリエーターが目立ったけれど、娘のように、若い女性の個人的なブースもいくつかありました。ノルウェーから来た女の子がサーモンスキンの革製品を売っていたり、原発事故に見舞われた福島からは地元のクリエーターたちを紹介する女性も。既存の組織の一部ではなく頑張っている女性を見るのは、いつもうれしいものです。

ひとつ会場に個人のブースもあれば、企業のブースもある混在ぶりがまた面白かったです。娘のブースの真ん前にはdocomoのものすごい展示があって、その裏で彼女は、路上イラストレーターさんかなという雰囲気でせっせと手描きのグラスを描き、売っているのでした。

私にもいい刺激になりました。娘もたくさんの出会いをいただけたようです。ですが、仕事って自分がやっている方がずっとラクですねえ。

娘のサイトです ↓

●平井さくらのホームページ
http://on-line.sakura.ne.jp


anan「はじめての妊娠・出産」 2011/10/31

旧暦の神無月となり、そしてハロウィン。冬がすぐそこに来ています。

そして私にとって今日は21歳で亡くした父の命日でもあります。長い間「命日症候群」のようなものがありましたが、最近はもう大丈夫です。

先週は『anan』(マガジンハウス)の「はじめての妊娠・出産」号が神田うのさんのマタニティヌードというオーラをまとって発売になりました。

私は冒頭の「2011年は空前の出産ブーム?! いま、産みたい女性が増えている。」で武蔵野大学社会学部・栗田宣義教授と共にコメントさせていただき、また竹内正人先生と「出産方法って選べるの?病院選びも知りたい。病院&出産のこと」でQ&Aの回答者をしました。

女性誌が出産の特集をするときにお手伝いすることは大変多いのですけれど、これくらい年齢層が降りてきたのは初めて。紙面が、かわいい!

震災以来、女性たちの結婚や出産に対する意識が高まったと言われています。

私から見ると、彼女たち−特に若い層−の意識は、もともと決して低くはなかったと思います。でも世の中が「そうだ、これからは家族の時代だ」となれば、彼女たちも行動しやすいというものです。

水に乗ってください。

でも、無理矢理結婚することはないよね。シングルももちんあり、の結婚&出産ブームになりますように。

来年は「失われた命が赤ちゃんになって帰ってくるのよ」といった女性がいたそうです(『震災婚』白河桃子さん著 ディスカバー携書)。

本当にそうなるといいですね。そしてもう本当にそうだとしたら、来年は日本にとって特別な年になります。