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少子化を案じるシニアの方たちと 2015/04/22

先日、リタイアされた官僚、政治記者、企業の方々が作る日本賢人会議所というグループで「卵子老化や少子化対策についてレクチャーを」と言っていただき行ってまいりました。
ここで、官庁でかつて男女共同参画に15年間も関わられた方から「なぜ僕らは出産も仕事も一緒に考えられなかったのか悔やまれる。どうしてあの時に誰も女性の産める年齢には限りがあるということを言わなかったのか」という痛恨の声をいただき、私はこれには返す言葉が見つかりませんでした。
その時代の見た夢に向かって必死に働いた人たちが、次の世代を苦しめるというのは、実は常にあることなのだと思います。だから老年期というのは、社会で時代に求められ、活躍された方ほどそうした思いに悩まれるのかもしれません。
でも、この日、皆さん本当に熱心に意見をぶつけてきた下さり、私が日頃ひとりでせっせと「やっばり知りたい少子化のはなし」に書いていることをよく聞いてくださいました。シニアの方たちは皆さん「少子化はお金ではない!私たちはお金はなかったが子どもがいて幸せだった」と言います。でも、それはバブル以降に社会に出た方にそう言ったら世代間断絶があるだけだと私は考えています。ここではそんな私の反論にもしっかり耳を傾けてくださいました。
親もなく上司もいない私にとって、年上の方とお話しするのは貴重な機会でした。


妊活コミック、妊活リーフレット 2015/04/20

今日は「助産雑誌」(医学書院)の連載「やっぱり知りたい少子化のはなし」自治体による妊活事業の巻を入稿。自治体では最近妊活コミックを作るところが次々に出ていますが、こちらはその先駆けである大分県「妊活推進啓発事業」のコミック『今 伝えたい!いつかは子どもを・・・と考えているあなたたちへ〜知っておきたいからだのこと〜』(作画・福田素子さん)の一コマ。本当によくできていて、そして作っていくときに私の『卵子老化の真実』を「バイブルでした!」と言ってくださるほど使ってくださったそうです・・・涙。
全体はこちらから見ることができます。

◆大分県 ☆からだを知ろう!!〜自分のからだ(生殖機能)のこと、知ってますか?〜☆ 
http://www.pref.oita.jp/soshiki/12200/karadanokoto.html

今回は大分県と岡山県の試みを紹介しましたが、まだまだ全国にはいろいろな妊活グッズが登場していることと思います。
岡山県は、リーフレットのシリーズのラストが「出生前診断」になっているところに監修の中塚先生の誠実さを感じました。医師が子どもたちの未来を真剣に考えれば、必ずこうなるはずです。ただし、日本の出生前診断は、まだ子どもたちに語れるコンセンサスを持っていません。


良きモデル 2015/04/18

長女と会い、書店で彼女の最近の仕事を見せてもらう。週刊文春の連載で健康ものやった流れで、今度はマガジンハウスの「Tarzan」で似た傾向の仕事をしていた。やっぱり父親が登場。奥の、明らかに健康が心配な部長さんが彼女の父、つまり私の夫です。よいモデルすぎます。