 『産む力の咲かせ方 --出産準備クラスにおけるエンパワーメント』 アンドレア・ロバートソン著 大葉ナナコ、ターナー節子、三宅はつえ 共訳 メディカ出版 ¥3,150(税込) ISBN978-4840409469
REBORNコメント オーストラリアのバースエデュケーターが書いた、出産準備クラスをすすめるための指導者用テキスト。講議型のクラスではなく、参加型&体験学習の進め方が具体的に示されている。講師の資質と評価は講議内容だけでなく、話し方、言葉にならない雰囲気にまで及ぶという。目的をはっきりさせ、相手に伝わったかどうか、自分でフィードバックさせることも大切とある。参加者が自分で選択し、決断できるよう自信をもたせることが準備クラスの目的。指導者自身もエンパワーされる。翻訳はイギリス在住の助産師、ターナー節子さんと、バース・コーディネーターの大葉ナナコさん。そし、リボーンスタッフの三宅はつえが担当しています。 (REBRON きくちさかえ)
目次 日本の読者のみなさんへ はじめに 序 章 第1部 出産準備クラスを始める前に 第1章 講義計画 検討すべき2つのこと/ねらいや目標、成果とは/成果 第2章 おとなはどのように学ぶか おとなの学習の特徴/学習スタイル/他の学習状況/自分の学習スタイルを知ろう!/学習の用意/言葉/グループの経験をいかす 第3章 学習環境 身体的ニーズ/感情的・心理的ニーズ/講師自身のニーズを自覚する/決して決めつけない/自由な雰囲気をつくり出す/講義技術ではなく、カウンセリング技術を試してみる/受講者に自分で決める力を与える/決定するということ 第2部 妊娠・出産の解剖と生理を理解する 第4章 自分のからだに何が起こっているか 理解を育む/分娩時の骨盤の役割/体位と重力 第5章 ホルモンのはたらき オキシトシン 第6章 陣痛の痛み 痛みはどこから来るのか/エンドルフィン/カテコラミン 第7章 陣痛のパターン 出産行動/幼少期の刷り込み/サポートする人の役割/正常産を妨げるもの/悲しみに対応する/赤ちゃんの役割 第3部 出産準備クラスの運営の実際 第8章 受講者のニーズに応じた内容の選択 知識より技能に集中する/グループへ提示してみる/講義アイデア/紹介とウォーミングアップ・ゲーム/受講者のニーズを確認する/態度・価値観・気持ちなどを確認する/身体意識と自己洞察を高めるための演習/解剖・生理を教える/骨盤について学ぶ/妊婦体操/痛みについて教える/リラックスについて/リラックスした環境をつくり出す/出産の予行練習/選択肢について調べる/予想外のことに対処する/薬剤と医療介入について教える 第4部アクティブ・バースを支えるために 第9章 何を、いつ、どのように行うか 何を教えるか/なぜ、このようなテーマを教えるか/受講者は誰か/クラスを実際に行うのはいつか/どこで教えるか/どのように教えるか/補助教材を選ぶ/評価/あなたに……
この本が買えるページ amazon.com 産む力の咲かせ方―出産準備クラスにおけるエンパワーメント
|