『いのちは見えるよ』 及川和男著 長野ヒデ子絵 岩崎書店 ¥ 1,365(税込) ISBN978-4265006212
REBORNコメント 盲目のお母さんで教員のルミさんが、学校に赤ちゃんを連れて行き、小学生の目の前でおしめを換えたりするなかで、「いのち」の話をする本。 本 書はお隣に住む小学生、エリちゃんの目を通して描かれている。エリちゃんはあるきっかけで、救急車でルミさんに付き添い、病院で腰をさすり、お産にも立ち 会う。エリちゃんのおかあさんも、ルミさんも、婦長さんも、エリちゃんにいろいろなことを教えてくれる。『「ママも、こうやってエリを生んだのよ」「くる しかった?」「もう、むちゅうだったね。ルミさんもしっかりね」ああ、ママは、こんなふうにがんばって、わたしを生んでくれたんだ。』(本文より) 『ああ、なんてかわいいのぞみちゃんだろ。「ルミさん、見えたらいいね」おもわず、そういってしまいました。あっ!わるいことをいってしまった!むねが、キュッとなったとき、ルミさんはいいました。「見えるよ。いのちは見えるよ」』(本文より) REBORNインタビューで 長野さんはこう語る。「さまざまな形で性教育の授業がされていると思いますが、ぜひ学校に赤ちゃんを連れて行ってほしいですね。ラオスに行ったときに、生 徒が子守で学校に赤ちゃんを連れてきていて、先生も赤ちゃん連れで授業をしていました。おっぱいを飲ませながら、算数の問題を黒板に書いたりしてね。ごく 身近に赤ちゃんがいる環境はいいなぁと思いました。」 子どもに読んであげるだけでなく、性教育やノーマライゼーションの学習にも。第49回青少年読書感想文全国コンクール「課題図書」(1・2年生 小学校低学年の部) (REBORN・白井千晶) オビより 著者プロフィール 長野ヒデ子[ナガノヒデコ] |
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