『テクノ/バイオ・ポリティクス 科学・医療・技術のいま(ジェンダー研究のフロンティア 第四巻)』 舘かおる編著 作品社 ¥2,625 ISBN978-4861821783
◆科学、医療、技術、社会、国家、ジェンダーのポリティクス社会科学系の研究論文集。情報工学、生物工学が、いかに商業と一体化し、国家的プロジェクトになっているか、そのポリティクスを解く。人口政策のストラテジー、不妊治療費助成がいかに少子化対策と絡んでいるか、卵子や中絶胎児がいかに資源化・材料化されているか、研究用卵子提供の問題点、機器開発のジェンダー論、DNA鑑定など、リプロダクションに関する論文が盛りだくさん。研究論文集ではあるが、教養書に読み慣れている人なら楽しめるだろう。この領域の最先端の事例が読める。 (REBRON 白井千晶) オビから 医療・科学技術の進展によって、身体・生殖・性別はいかに再構築されるか? 生体工学・情報工学は人類の存在基盤を変え、テクノサイエンスが社会を構築するにいたった。商業と一体化し、国家的プロジェクトともなった科学研究のポリティクスを読み解く。 この本が買えるページ amazon.com |
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