『‘ゆるむ’育児のススメ』 大葉ナナコ著 実業之日本社 2006年 1,470(税込) ISBN978-4408403434
◆肩の力を抜いてリラックスすると、育児はもっと楽しくなる出産や育児の大変さだけが、なにかと話題になるこの世の中。タイヘン、タイヘンという聞かせられ続けたら、「子ども?ありえな〜い」と若い人が思っ てしまうのもムリはない。でもでも、出産も育児も、結構これが楽しかったりするのだ。独身の時のような自分だけの自由はないけれど、でも1人の頃とは違っ た喜びや発見もいっぱいある。 「お産って、面白かったよ」「子ども育てるのって、案外楽しいよ」そんなことを言うと、聞いている人はびっくりする。でもその後、本当にうれしそう な表情をする。ネガティブな側面だけでなく、出産や育児の豊かな面をもっと伝えていけば、子どもに優しい、やわらかな世の中が生まれてくるのでは? 育児書と首っ引きでマニュアルどおりに進めようとすると、育児は苦しくなる。でも、本を傍らに置いて自分の頭で考えてみると、本当に必要なことがシンプルに見えてきたりする。肩の力を抜いてリラックスすれば、その効果は倍増だ。 楽しく心が楽になる育児法を集めたというこの本には、5児の母である著者の経験がたくさん紹介されているだけでなく、妊娠・出産・育児に関する最新 の知識(例えばWHOの母乳に関する見解)がさりげなく盛り込まれている。大葉ナナコという人は、大切なことを、こんなふうにさりげなく若い人に紹介する のがとてもうまいと思う。 授乳、睡眠、オムツ、お風呂などの実際のケアに関するヒントもたくさん。読みやすく、出産を迎える方や乳幼児を抱えたお母さんにぜひ読んで欲しい。 (REBRON 明石千鶴) オビより こころと体をゆるめて、産後のストレスにさようなら! 目次 序章 ゆるむ育児のススメ 著者プロフィール 大葉ナナコ この本が買えるページ amazon.com |
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