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『生まれてきてくれてありがとう−いのちの大切さをつたえる絵本』 絵・立花千栄子 鈴木せい子著  ぱすてる書房 2002  ¥1575(税込み)   ISBN978-4938732714

REBORNコメント

作者の鈴木さんは、助産婦になって23年目。群馬で鈴木助産院を営む開業助産婦さんです。仲間と学校に出向き、平成13年には約100校から15000人以上の子供たちに出前講座「命の大切さ」を伝えてきました。
この絵本は、おかあさんをとられてしまうと思っていた3歳の女の子ともちゃんが助産院でおかあさんのお産に立ち会い「お母さんはこんな大変な思いをし て..」と思います。しかしおかあさんはこう言います。「いいえ、一番頑張ったのは、赤ちゃん。ともちゃんが生まれたときも、そうだったのよ」子供たちが 自尊心を持ち、命を大事にして欲しいという願いが鈴木さんが出前を始めた動機だったそうです。
二人目以上を産む方に、上の子供との大事な時間をくれる絵本。やわらかな絵も、CGに囲まれた子供たちの目に新鮮かもしれません。お産を描いた絵本はいくつかありますが、これは助産婦さんでなければ作れなかった絵本です。

 (河合蘭・REBORN)

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著者紹介
鈴木せい子[スズキセイコ]・・・著者
1947 年、群馬県大泉町に生まれる。鈴木助産院院長。開業助産婦(師)。群馬大学医学部講師(非常勤)。社団法人群馬県助産婦会会長。社団法人日本助産婦会理 事・県支部長。群馬県子ども虐待防止ネットワーク推進協議会委員。社団法人日本心理学会認定心理士。群馬県太田市社会福祉協議会評議員。教養学士。助産婦 歴24年。太田市に助産院を開業19年目。保健婦歴7年。入院助産と母乳育児指導を中心とした業務を行っている。市町村の母親学級等母子保健事業にも協 力。NHKテレビや群馬テレビ番組、等に出演。マスメディアを通じて生命尊重についてアピールをしている。また(財)家族計画国際協力財団(ジョイセフ) の開発途上国の医療関係者の教育にも参画。日本助産婦会・日本看護協会のセミナー講師・助産婦・看護学生指導等後輩の育成に努めている。小・中・高校・ PTAセミナー等に出向き、いのちの教育を行っている。講演活動や著作活動にと幅広く活躍中。

立花千栄子[タチバナチエコ]・・・絵
1959 年、兵庫県三木市に生まれる。武庫川女子短期大学卒業後、イラストレーションを独学。現在はフリーランスイラストレーターとして、イラストに留まらず独自 の粘土人形を使った絵本や小学生・園児用教材などの分野で活躍中。観る人の心をあたたかくする、情感あふれる作風には定評があり、幅広いファンを持ってい る。また、失われてゆく美しい自然を描き、人々に自然の大切さを訴えるための個展を定期的に開催している。

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生まれてきてくれてありがとう―いのちの大切さをつたえる絵本


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