『おっぱいの宝箱 <母乳育児体験文集>』 育児サークル「赤ちゃんとママの集いTeaParty」編・著 豊倉助産院 発行 2005年 ¥700
◆おっぱいから得たこと。お母さんの気持ち
赤ちゃんの体重が増えない&増えすぎの悩み/混合栄養から母乳栄養のみへ 乳房トラブル/夜間授乳/離乳食のころ/妊娠中の授乳/断乳・卒乳 働きながらの母乳育児/兄弟同時授乳・・・ せつない気持ち、うれしい気持ち、苦しかった日々と乗り越えた今・・・たくさんのストーリーがいっぱいです。
食べるもの、暮らしのかた、体を慈しむこと、選択、決断、直感、待つこと、子を尊重すること、人の共感がいること、抱きつくすこと・・・ 赤ちゃんをおっぱいで育てることで、知ることがたくさんありました。
育児をよりよくするヒントや方法はいくらでもあります。でも、答えは一つではないし、感情も一つではありません。 何がよくて何が悪いなんて言いきれることはなに一つなく、ただただ一生懸命考えて決めて行動できたことこそ、「私らしい子育て」を色づけていくようです。 お母さんを支えるのは、お母さんの言葉。その育児支援の真髄を形にできた一冊です。 (REBRON 熊手麻紀子)
はじめにより 「赤ちゃんとママの集い Tea Party」は横浜市緑園にある豊倉助産院を拠点に開かれている自主サークルです。 妊娠中の方から赤ちゃんを育てている人、小学生のお母さんまで幅広いステージを生きる女性たちが集まっています。 お産・子育て、日々の暮らし、喜び、悲しみを言葉にして渡しあう・・それが「Tea Party」の集いです。 参加している人の共通のテーマは母乳育児です。おっぱいで赤ちゃんを育てることは、人間として当たり前のことなのに、それを阻害する事が多くて、多くのお母さんが母乳育児の困難を体験してきました。 正しい情報、適切なケア、家族の理解と支えあう仲間がいれば母乳育児はもっと楽しく快適にできる! 一人でも多くの赤ちゃんにおいしいおっぱいを飲んでもらいたい。 一人でも多くの女性に、母乳育児の素晴らしさを体感してほしい。 そう願って、ここに私達の体験を綴ります。 (代表 熊手麻紀子)
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