REBORN ARCHIVES

『なぜ婦人科にかかりにくいの?』  まつばらけい・わたなべゆうこ著  築地書館 2001年  ¥ 1,470(税込)   ISBN978-4806712268

 「子宮・卵巣がんのサポートグループ あいあい」主宰者まつばらけい氏と子宮筋腫・内膜症体験者の会「たんぽぽ」元メン バーわたなべゆうこ氏による、婦人科利用者からの「解決アドバイス集」。必要なときに、婦人科にかかる機会を逃さないために、安心・納得できる治療を受け るために、医師とどのようにコミュニケーションをとるか、患者と婦人科医療の“深い溝”をどうやって埋めるか、経験や相談活動を通して得たノウハウが Q&A方式で書かれている。「私たちが内診台で開くのは、まぶたでもくちびるでもない。医師が恥ずかしくなくても、私たちは恥ずかしい。医師は慣れっこで も、私たちは慣れていない。医師や看護婦が、人によっては『性器だけ』を見ていて、その持ち主に人格があることを、うっかりすると忘れてしまうことが問題 だったりするのです」(はじめに)。 

  (白井千晶・REBORN)


目次から
対談1・私の初診体験
Q1.仕事で忙しくて受診の時間がとれません。何かよい方法は?
Q2.電話やeメールでの相談を上手に利用するコツはありますか?
Q3.総合病院や大学病院で女性医師を希望することはできますか?
Q4.月経中に受診してもかまいませんか?
Q5.受診するときはどんな服装でいくと便利でしょうか?
Q6.受診するときに持っていったほうがいいものはありますか?
対談2・私の傷つき体験
Q7.問診表の書き方のコツはありますか? また性体験など、ほんとうのことを書かないといけませんか?
Q8.月経血の量はどうやって判断したらいいのでしょう?
Q9.痛みをともなう検査にはどんなものがあるのですか?
Q10.内診は必ず受けないといけないものですか?
Q11.10代です。ひどい月経痛で、婦人科にかかろうか迷っているのですが、母は反対します
Q12.内診台のカーテンを使うか使わないか聞かれたのですが
対談3・私の病院選び・医師選び
Q13.医師の説明がよくわからなくて困っています
Q14.質問しても、医師がきちんと説明してくれないのですが
Q15.医師と患者の話が隣や待合室につつぬけで、とても気になります
Q16.内診のとき、研修生に無断で見学され、とてもショックを受けました
Q17.無断で外性器の写真を撮られたようで、気になります
対談4・セカンドオピニオンについて
Q18.症状が改善されないのですが、同じ医師にかかり続けていていいのでしょうか?
Q19.主治医の診断や治療法に納得できないのです。どうしたらいいでしょう?
Q20.早く手術をしたほうがいいと言われたのですが、このまま手術を受けてもいいのでしょうか?
Q21.セカンドオピニオンは、どんなときに必要なのですか?
Q22.医師や病院をかえたいのですが
Q23.セカンドオピニオンの求め方を知りたいのです
Q24.子宮がんであまり時間がないと思うのですが、でもセカンドオピニオンを求めたいのです。そのときの注意点は?
Q25.主治医と漢方診療している医師に同時にかかりたいのですが
Q26.医療過誤にあわないためには、どうしたらいいのでしょうか?
Q27.家族と治療方針で意見が対立して困っています
Q28.医師へのお礼は、どうしたらよいでしょうか?
●コラム
婦人科で相談できること/乳がんかも、と思ったら/婦人科で行われる検査/あなたの願いや希望についての小さなアドバイス/看護婦さんは情報源/傷つき体験調査/性暴力被害にあった女性のための医療/インターネットでの情報収集のコツ
●巻末資料
フジンカ語の基礎知識/女性医師リスト/サポートグループリスト/役に立つ本リスト

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なぜ婦人科にかかりにくいの?―利用者からの解決アドバイス集


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