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『となりのミドワイフ -お産を元気にしてくれる人-』 熊手麻紀子著  さいろ社  ¥1,260(税込)   ISBN978-4916052162

REBORNスタッフの著書です。

自然なお産や母乳育児のニーズが高まっていく一方で、その受け皿となる助産師の養成数は減っています。看護師が助産師になる道が途絶えつつあり、しかも、短期間すぎるカリキュラムで、助産師教育は質の低下まで危惧されています。需要と供給のバランスは悪化するばかり。子生み子育ての力を引き出す助産師におこる問題は、ケアを受ける側に直接影響してしまいます。陣痛のとき「やっとそばに来てくれたけど、すぐ立ち去ってしまった」では困るのです。

お産のときも、子育てで困ったときも、女性のそばにいてほしい、そう願って書きました。

実を言うと、これは、『だから日本に助産婦さんが必要です』という冊子のPART2を編集しているさなか、どうも地に足がつかないような、いまひとつ釈然としない気持ちを覚えた。ここ何年か、助産師の存在意義を夢中で訴えてきたけど、いったい私は自分が助産師ではないのに、なぜここまで時間とエネルギーを費やしているのだろう・・・。そこで、初めて自分自身に対してその問い直しをし、この活動に入ったいきさつからまず書いてみることにしました。これまで関わってきたネットワークや助産師との出会いなど、エピソードも交え、MIDWIFE=助産婦(現「助産師」)に惚れ込んだワケを紐解いてみました。

もしよろしかったら、読んでください。

(REBRON 熊手麻紀子)


オビから

「できちゃったかもしれない結婚」でオロオロする私が
偶然出会った一人の助産師。豊かなお産と子育てをささえる、その判断と技術、存在のすばらしさ。
ところが今、助産師たちは存亡の危機に立たされている!

目次

第1章 助産婦との出会い
「ニンシンシマシタ」/へえ〜私って人間なんだ/助産婦の不思議/生まれたての人と眠る/助産院なんて知らない/家族の時間/救われない産後

第2章 お産の世界で何が起きたか  (助産婦とは)/市民活動との出会い/小さな勉強会での大きな衝撃/「いいお産の日」のはじまり/リボーンから「くまでつうしん」へ/問い合わせ電話を受けて/彼女の願い/助産婦学生たち

第3章 母親たちの理想と現実  母親たちが集まるところ/楽しい病院/(BFHとは)/お産を語る/そばにいてほしい人/お産劇/「ずるい」/お産と家族/小学校で性教育

第4章 助産婦が危ない!  お母さん助産婦/助産婦学校が消えてゆく/お母さんシンポジウム/『だから日本に助産婦さんが必要です』/分娩実習ができない/もっともっと!/署名活動/男性助産師問題/せっかく助産婦になったのに/「産科看護婦」と陣痛促進剤の問題

第5章 飛び出せ、ミドワイフ  母親にとっての誇り/素敵な帝王切開/うれしい動き/青空の下で/「私のミドワイフ」がほしい/響き合う輪の中で/病院が変わる/そして私の家族は……?/私の出会った素敵なミドワイフたち

出版社HP

さいろ社 http://www.sairosha.com/h-midwife.htm

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となりのミドワイフ―お産に元気をくれる人


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