『男の子を性被害から守る本』 Ｊ.サツーロ、Ｒ.ラッセル、Ｐ.ブラッドウェイ著  三輪妙子訳　築地書館　2004年  ￥1,050（税込）   ISBN978-4806712992

◆性的虐待から男の子を守るために

　力と支配を感じたいがために､自分より弱くて身近な者を性的に乱用する性的虐待。当然､その被害者は男の子でもありうる!

　性的虐待とは何か､虐待に関する誤解､虐待されそうになった時にどうすればいいかなどについて、子どもにもわかりやすい語りかけで書かれた本。子 どもに､自分にも抵抗する力があるのだという勇気とスキルを与える本だ。1987年に米国のレイプ救済センターで出版されたものの翻訳だが､メグさんが素 晴らしい本だと驚き日本での出版に結びついた。加害者の声ものっている。

（ＲＥＢＲＯＮ　明石千鶴）

著者プロフィール
サツーロ,ジェーン・A.W.
ラッセル,ロベルタ
ブラッドウェイ,パット・A.
米国マサチューセッツ州ピッツフィールド市のバークシャー郡レイプ救援センターの元スタッフ


三輪 妙子
1951年、東京生まれ。1974年から80年までカナダのバンクーバーで暮らし、エコロジーや女性の運動にかかわる。帰国後も、カナダとの行き来を続けながら、環境保護、反原発、女性問題などに関する翻訳・通訳にたずさわる。

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男の子を性被害から守る本