REBORN ARCHIVES

『だから日本に助産婦さんが必要です』 熊手麻紀子編著  助産婦を応援する会  くまでつうしん 自主出版 2001年  ¥1,500  

◆助産婦さんを応援する声の花束

赤ちゃんを産んで育てるとき、どんなケアがよかったのか、いやだったのか。心豊かなケアを受けると、なにがおこるのか。どうして助産婦が必要なのか。全国から投稿された助産婦さんへのメッセージ文集。助産婦さんはもちろん、お母さんも、お父さんも、ドクターも、行政も、お産と子育てに関わるすべての人に読んでほしい。助産婦を応援し、励ましたい人たちの声の花束です。

(REBRON 小栗久実子)


内容

女性のからだが変わっていくとき
赤ちゃんを産み育てるとき
助産婦さんはなくてはならない存在です。
なぜなら、助産婦さんは、安心と自信をくれる人だからです。(前書きより)

目次

第1章 病院で
第2章 助産院で、おうちで
第3章 優しさを求めて
第4章 よりどころのある幸せ
第5章 お産から得たこと、あなたからもらったもの
第6章 性を守る人、性に共感してくれる人
第7章 愛するかぞく
第8章 おっぱいおっぱい またおっぱい
第9章 助産婦さんに望むこと
第10章 なくさないで、わすれないで
第11章 助産婦とともに
第12章 海の向こうから
資料

2006年2月11日 再販にあたり

2005年末絶版になりましたが、多くの方から再販ご要望の声をいただき、この度再販の運びとなりました。皆様のご支援に心から感謝申し上げます。

『だから日本に助産婦さんが必要です』を出版して5年になりました。この5年で、お産の環境はいろいろな変化がありました。
2002年3月1日より保健婦助産婦看護婦法が保健師助産師看護師法へと改正され、「助産婦」という名称は「助産師」に改められました。
母乳育児とフリースタイル出産の介助、ボディケアや性教育に力を注ぐ助産師が増え、助産師外来や病院内助産院、育児サークルを設置する病院が増え、助産院も僅かですが増えてきました。
その一方で、産科産院の閉鎖が全国で相次ぎ、「産む場所が無い」「心豊かな ケア受けられない」「希望する分娩が叶え難い」といった新たな問題が浮上しています。

時代がどう変わっていこうとも、お産に必要なのは、「優しい人がそばにい る」ことだと思います。命を産み育てるときに優しくされると、愛が湧き出て くるからです。

全国の助産師さん、どうぞお仕事頑張ってください。ある一時、長い休暇をとっても、またいつか助産師としてお母さんと赤ちゃんの側にいてほしいです 。そして、心はいつまでも、“女性と共にいる...助産婦”のままでいてく ださいね。

熊手麻紀子


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