『こどもに食べさせたいごはんと野菜―自然の恵みをおいしく食べる食育レシピ』 境野米子著 学陽書房 2006年 ¥1,680(税込) ISBN4-313-87115-2
◆ご飯とお味噌汁、それが基本!
著者は、食品添加物や化学物質、アレルギーなど食の安全のエキスパート。福島の里山で築150年の茅葺屋根の古民家を修復し、土に根ざした暮らしを 送る著者が、毎日家族に作り続けてきた、家庭ごはんのレシピはどれもシンプルで、台所にある季節の野菜を使って、手早く作れるものばかり。 華やかさはな いけれど、農家の台所をのぞいているような野菜料理やご飯、保存食が並ぶ素朴な食卓は、日本の風土や日本人本来の味覚やからだにあったものだ。 家族の健康を考えた「安全・自然」志向の“地味メシ”は、見てくれの地味さや素朴さから、子どもたちには評判は悪いかもしれないが、やがて大人になれば、 「煮物大好き!」「このほうれん草、チョーおいしい!」と必ず変わると著者も経験したそうだから、心強い。子どもが喜ぶ野菜のおかずは、切り方と味で決ま る、というのも参考になる。 (REBRON 三好菜穂子)
目次 はじめに ご飯と味噌汁が大切 野菜のおかず 特別なごちそう 野菜たっぷりのお弁当 野菜と雑穀のおやつ 養生食 常備菜と漬け物 乾物 自家製ジャム おすすめの基本の調味料 おわりに コラム 著者プロフィール 境野米子(さかいの・こめこ) 生活評論家・薬剤師。1948年、群馬県前橋市に生まれる。千葉大学薬学部卒業。現在、福島県に在住。築150年のかやぶき屋根の古民家を修復し、木炭浄 化槽を設置して家庭の雑排水の浄化に取り組む。野草茶を作り、自然の食材を食卓にのせて暮らす。「健康」「野菜料理」「化粧品の選び方」などについて月刊 誌に連載。また、講演で全国を歩く。著書に『米子の畑を食べる』(七つ森書館、1992年)、『病と闘う食事』(創森社、2002年)、『安心できる化粧 品選び』(岩波書店、2003年)、『肌がキレイになる!!化粧品選び』(コモンズ、2003年)、『化学物質に頼らない自然暮らしの知恵袋』(家の光協 会、2004年)、『新・買ってはいけない2006』(金曜日、2005年)など多数ある。
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